2013/07/24

iPad mini 2 はIGZO搭載 !?


2014年の3〜4月頃発売ではないかと言われはじめたiPad mini 2。
消費電力の低さからIGZOパネルを搭載するという記事が出てきました。
...実はIGZOパネル云々は主題ではなく、台湾BenQ系のパネルメーカーAUOが
iPad mini 2のディスプレイ供給から外される、というのがメインの記事です。
According to a new report today, Apple has dropped AUO, a Taiwanese display supplier, from its list of suppliers for IPad mini 2. AUO had supplied LCD for iPad mini along with LG Display and Sharp, but could not secure orders from Apple since it had failed to develop a high penetration LCD for iPad Mini 2.
今日の新しい報道によると、AppleはiPad mini 2の供給会社のリストから、台湾のディスプレイ会社AUOを除きました。AUOはLGディスプレイ、シャープと共にiPad miniの液晶ディスプレイを供給してきました。しかしiPad mini 2向けの透過率の高い液晶ディスプレイの開発に失敗して、Appleからの注文を確保できませんでした。
業界の関係者は、SamsungディスプレイがAUOにとって替われるかどうかに興味を持っています。LGディスプレイは既にAppleから受注を確定しています。シャープは製品の品質にいくつか問題があったものの、iPad mini 2のサプライヤーとしてAppleから承認を得るのに問題は無さそうです。なぜならシャープは酸化物半導体ディスプレイ(ここではIGZOを指しています。)の唯一のサプライヤだからです。
酸化物半導体液晶ディスプレイには消費電力が少ない利点があります。Appleは初期の歩留まり(生産における良品率)の低さにもかかわらず、その消費電力の少なさの利点を得るために、酸化物半導体ディスプレイをiPad mini 2に採用する予定です。
AUOはその価格競争力のおかげで、昨年からAppleにパネルの供給をはじめました。しかし供給期限に間に合わなかったか、透過率の高い液晶の開発に失敗したかで、Appleを納得させられませんでした。
SamsungディスプレイとAppleの関係が改善したのは、AUOが除外されたこととは別の原因とも思えます。「SamsungディスプレイはiPad mini 2向け液晶ディスプレイのサンプルを開発していると知られていました。もしSamsungが歩留まりを安定させることが出来れば、シャープよりも多くの受注を獲得できるかもしれません。」と、ディスプレイ業界の関係者は述べました。

距離を取りつつあると言われていたAppleとSamsungの関係が
再び近づきつつあるというニュースは最近、耳にするところです。
iPad mini 2のディスプレイ供給にSamsungが入るかもと言うニュースも
以前からあったものです。

Samsungと資本提携するシャープですが
iPad mini 2のディスプレイでは真っ向から競合しそうな雰囲気です。
資本提携当時言われていたのが
Samsungは液晶パネルはシャープから調達して
有機ELの開発に集中するのでは?という説だったのですが
今回のウワサにはちょっと沿わないです。

また、IGZOの量産技術を確立したとは言われていないLGが
受注を確保しているのはなぜかしらという点も疑問ですが
記事では触れられていません。。
サンプル品が規定の品質をクリアしたということなのか
そもそもIGZOではないモデルの供給を指しているのか。

モヤモヤの多い記事ではありますが
シャープ復活を願う方にとってはちょっとだけ朗報かもしれません。

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