2014/05/08

MacBook Air 2014 が遅い!って本当?

1111" MacBook Air / p_a_h

発売されたばかりのMacBook Air 2014ですが、SSDの速度が2013年モデルよりも遅くなっているという記事がちらほら。気になって調べてみました。

「遅くなっている!」という記事はLab tested: New 2014 MacBook Air benchmarksというMacWorldのベンチマークデータを元にしている模様。(リンク先の「Finder Test」の数値ですね。)
本文中にも触れられていますが、画面サイズ・容量の違うSSDの比較になっている上、メーカーが明らかではありません。

一般にSSDは大容量のほうが高速です。同じシリーズのSSDだと大抵はそういう傾向です。解りやすい理由の一つが、搭載しているフラッシュメモリの数が、大容量のほうが単純に多くなるので、並列に処理できる量が増えるというもの。道路が1車線よりも2車線のほうが、いっぱいクルマとおるよね、という感じでしょうか。SSDの容量が違うと、そもそもの土俵が違ってしまいます。
また、MacBook Airの2013年モデルにはもともとメーカーによる速度の差異が知られていました。Samsung製とSunDisk製の存在が確認されていましたが、Samsung製のほうがベンチマークは良く、書き込み速度では倍近くの差が出るケースがあるという情報もありました。

そんなわけで、この記事からだけだと「なんとも言えない」というのが、正当な評価だと思います。

…とか書いているうちに、MacRumor経由のOWCなるブログに、すんばらしいベンチマークがありました。

かいつまむと、2014年と2013年のモデルで、SunDisk製のSSDはベンチマーク的に一緒。つまり問題のベンチマークは「2014年モデル遅い!」じゃなくって、(2013年からあった問題でいまさらだけど)「SunDisk遅い!」ってことなんじゃあなかろうかという気配です。
...ですので、超絶に神経質な方以外は、そこまで気にせずに買っちゃっていんじゃないの?と思うんです。前からあるお話ですし、どうせ購入者はSSDのメーカーを選べませんので。
 
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